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いまや地球問題をめぐる課題の重大さや深刻さに、まったく気づかない人は多分いないでしょう。昨今では地球温暖化のもたらす異常気象の一端を、体験的にも理解せざるを得ないところまできています。と同時に、自然界の大きな変化に対しては、従来の科学技術や経済の力では解決できない問題である事がだんだん見えてきています。
そしてこの危機意識の広がりは、われわれ自身が何をすべきなのか、何をもって社会を変えていこうとするのか、に関心が高まってきました。
地球温暖化に対処するために二酸化炭素を削減する努力は産業界で始まっています。また生活者も日常生活の中において、省エネ活動に取り組んできています。しかし、その程度の努力では温暖化防止の決定的解決にはならない事も言われ始めました。
もっと積極的に対応策を進めるためには、生活者のわれわれがライフスタイルを転換する必要があります。便利性を究極まで求めた現代の日常生活は、大変大きなエネルギーを使っています。それを自家用車から自転車へ、あるいは公共交通利用へかえる。家庭のオートメーションにも限界を求める。必要最小限の買物しかしない。(使い捨てはやめる)そういう価値観への転換をする必要があります。
経済活動においても、グローバル化の名の元に、最適条件を求めて世界の果てから縦横に物資を調達したり、企業の存続をかけて生産拡大を走り、消費者の洗脳をしながら不要な商品まで、どんどん売り込んでいく。そういった「右肩上がり」の(狂気じみた欲求)をストップする必要があります。
社会を変えるためには消費者であり、選挙民である生活者個人の意識を変えなければなりません。
そのために私たちは経済成長時代の意識であった「消費は美徳である」とか「捨てる技術」などから、「もったいない(循環)おかげさま(共生)ほどほどに(抑制)」をベースにした「環境倫理」の意識に大転換をする必要性を痛感しました。
物を始末する。すべての環境から受ける恩恵に感謝しお返しをする。自らの欲望を抑制する。その結果、先祖から引き継いだ、自然界に充実して生きる知恵を、子孫(後世)につないでいく大切さが理解され、少しでも実行されていけるのではないかと思います。
今後とも「M・O・H通信」が、この環境倫理普及活動の情報誌としての役割の一部を果たすことが出来れば、これに優る喜びはありません。
代表 森 建司
新江州株式会社 循環型社会システム研究所 M・O・H通信事務局
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